『Colors』 | - 2012/08/26
- ツイッターで、ぼそぼそ語っていると、雑記に書くネタがなくなりますね(爆)
かなり放置してしまいました……。
というわけで、最近再読完了した『Colors』について。 ファミ通ブロスで『TOD 神の眼をめぐる野望』連載終了後に始まった、しんき先生オリジナルストーリー。 全4巻なんですが、ファミ通ブロスが突如休刊してしまったので、実のところ完結していなくて。 しんき先生がどのような結末を描く予定だったのか、すごく気になるところです。 金色髪を恐れる島国で届け屋「ゆかり便」に現われた、金髪の少女・キリカ。 「ゆかり便」でアルバイトをしている青年・ユータとセイジ。 主にこの3人が中心となって物語は進みます。 最初はキリカを怖がっていた?セイジも、とあるきっかけ以降は普通に接するようになり、 無鉄砲なユータも、人に対してすごく良いことを言ったり。 随所で琴線に触れるシーンが見られました。 キリカの(潜在的な?)力を使い、島を離れて外の国にも行くんですが、 そこの人達も個性的だけど、感じが良い人が多くて。 誰が一番好きか、と問われても答えられないんですよね。 と言うわけで、羅列に紹介。 ◆カッコイイなぁと思うのは、ヴィリディス国の王子・アルフォードさん。 一国の王子なのに、ユータとため口で話していて。仲の良い同級生って感じがします。 もう一つの国の王女・プリムヴェーラさんと、良い雰囲気にならないのかな、なんて妄想したり(笑) 二つの国が統合できるきっかけになるのではないかと思います(ぇ ◆可愛らしい爺さまである、ヴィリディス国の魔法使い・エスタ爺。 魔法にすごく長けていて、格好いいのですが、お髭にリボンが結んであったりと、お茶目な方です。 でも最初にユータたちを信じてくれたので、かなり好印象。 ……一番最初にユータたちを攻撃した人だとしても(笑) ◆女性なのに格好いいと思ってしまう、サージェさん。 サバサバした性格で、人に頼るよりも自分で何事もこなそうとしてしまう人。 お父さんを捜しにセルバにいるんですが、お父さん?と思える人を見つけても結局自分のことを 明かせずじまいで。お父さんも気づいたように思うんですけどね。 イーヴェンの言うとおり、変な思いやりは捨てて、打ち明けられる日がくれば、と願わずにいられません。 そしてイーヴェンとも上手くいくと良いですよねv ◆漫才コンビ?な婦警さん、リナ&ミーナさん。 上司の命令で、キリカを捕まえようと張り切っている二人ですが、どこか憎めない人達。 最後はユータたちを助けてくれる、という本当良い人達でした。 しかも、実は次作の『流狼の旅』にもこっそり登場していたりしますvびっくりしました(笑) ◆一体何者なのか分からない警察(上層部)関係者・コウ。 役職など詳細が本当に分からないのですが、とりあえず婦警さんズの上司。 キリカの力を手に入れようと画策する長官に反した言動で、でもキリカを捜していて。 それに、髪を隠していたにもかかわらず、キリカに感づいたり、と。 かなりキリカに精通しているんですよね。 だから以前はお父さんでは!?と思ったり。でも若すぎないかーという意見もありまして。 で、今回読み直していてふと、島を救ったあの若者の子孫だったりするのでは!?と(ぇ 伝説では金色髪一族を滅ぼした、とあるけど、この島にいなくてはいけない彼らを若者が 隠しつつ守ろうということになったのではないかと思いまして。それがまぁ先祖代々引き継がれて。 ……なんて、妄想してしまいました(爆)答えはしんき先生の中だけですけどね; ◆最愛の人を心に留めながら、届け屋を続ける・ヒロさん 単行本で描き下ろされた部分で発覚したヒロさん事情。 まさか「ゆかり便」の名前にそのような由来があったとは思いもしませんでした。 もう本当一途な人で。描き下ろしの花火をやるシーンは、かなり印象に残ってます。切ないっ。 キリカに対してはもう、娘のように思えてしまうんじゃないかと思います。 彼女と夢見た未来、でも叶わなかった未来。それを今実現しているように思えます。 「ゆかり便」のお陰でキリカと出会えたわけですから、ある意味彼女が引き寄せたのではないかと。 そう感じてしまってからは、ヒロさんが大好きになりました(笑)
とまぁ、つらつらと書いてきましたが、この他にも良い人が多くて。 読んでいて心が温まります。 なかなか新品では手に入らないかと思いますけど、機会がありましたらぜひとも。 キリカちゃんの成長を直に見て頂ければ、と思っております。
『Colors』第4巻と『空の軌跡』第4巻。 奇しくも同じ夕焼け空。 大きさを調べるために(ブロスコミックスの方がやや縦が長い)、並べてみて感慨深く思いました。
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